妖恋愛





「私は、神楽を選ぶ。」






神楽の目をしっかり見て、
精一杯の笑顔で。




…私の大好きな気持ち、神楽に届け。





神楽の顔も、笑顔だった。



届いたのかな…?

私の気持ち。





「くるみ。来いよ。」



とても優しい笑顔で。


神楽は、手を差しのべてきた。





あ…夢と同じだ…。


嬉しくて、すごく嬉しくて
溢れてきた涙。







私は、夢と同じように、

笑顔で。

走って。





神楽の胸に飛び込んだ。





「神楽っ…。」



「くるみ。好きだよ。」



「うん…っ…私も好き。…大好き。」






告えた。


やっと、告えた。





神楽と私の気持ちが重なった。





「俺から、ぜってぇ離れんな。
てか、もう離してやんねぇ。」



「私も。もう離してあげない。」






ギュッと抱き締めると、
神楽もギュッて抱き締め返してくれる。






…あ。



すっかり、二人の世界に
入ってて、優太の存在忘れてた。