妖恋愛





…―――くるみが出て行った保健室
には、俺一人しかいない。



「てか、くるみぜってぇ
気づいてねぇ。」




くるみの夢の中に俺が入ったこと
あいつぜってぇ分かってねぇよな。




妖だから夢のなかに入る
ことなんて、くそ簡単何だよ。




あいつ、男の前であんな
顔見せるなんて…。




理性保つのが大変だっつの。








…そう言えば、


優太のやつ。


きっと、返事をもらうために
くるみを連れて行ったんだろうけど…




おかしい…。
何か胸騒ぎがする。



くるみのこと待ってた方がいいか…?


いや。どのみち待たなきゃ
なんねぇんだった。




今日こそは、くるみに告わなきゃな…。




「ま、くるみのこと待ってるか!」