結果は、男子も女子も圧勝。
…ドッヂボールは制覇した…!
あと他の競技で!!
「くるみ!他の競技でも頑張ろ!」
「うんっ!!」
赤色のはちまきを、きゅっと結び
なおしながら、そう言った千代に
力を込めて返事する。
「よし!うち準備してくる!」
「うん!頑張って!!
千代と別れると、私は
応援してくれた神楽に
会いたくて、神楽を探す。
「どこかな…神楽…。」
走りながら、神楽を探す。
けど、私は立ち止まった。
「あれ…?」
目がぼやける。
なんか頭もくらくらする…。
そう思ったとき、勝手に
足の力が抜けて、地面に私は、
膝をついた。
なんか、ちょっと気持ち悪いかも。
どんどん前が見えなくなっていく。
「えっ?!ねぇ!あなた!
大丈夫?!」
「おい。やべぇぞ。この子熱中症だ。」
「えっ!?私保健室連れてく!」
そんな声がうっすらと聞こえる。
けど、他の人の声よりも
しっかり聞こえた声。
私の求めてる人。
「どけ。」
低く、冷静さを保った
あの人の声。
そう。
「…か…ぐ…ら…。」
私の声はとても掠れていて、
聞き取るのもやっと。
「お前。もうしゃべんな。」
そう言いながら、神楽は
私を抱き上げた。
女子たちがきゃーきゃー
騒いでるのが聞こえる。
その騒ぎ声がどんどん
薄れていく。
…私は完全に目の前が真っ暗になった。
もう誰の声も聞こえない。



