男子のドッヂボールの試合
は、圧勝で神楽たちのチームが勝った。
「よしっ!!」
次は私たちの番だ!!
頑張ろっ!!
「おぉ。くるみ。」
「神楽!」
私の名前を呼びながら、
こちらへ向かってきた神楽は
頭にふわふわの白いタオルを
置いている。
かっこいい…。
似合うな…。
「さっきは応援あんがと。
あれは、素直に嬉しかった。」
少し照れながらそう言う
神楽を正直可愛いと私は思った。
「次は、女子だな。頑張れよ。」
頭をポンポン撫でてくれる
神楽の骨ばった大きな手。
なんか、神楽また背伸びたな…。
私、身長156くらいしかないから。
見上げないと神楽の顔見れない。
「ん?どした?」
ハッ!
私、神楽のこと見すぎてた…!
「なー、んでもないっ!!
もう行ってくるね!!」
「おうよ。」
神楽が応援してくれた…!
頑張ろっと…!!
「あっ!くるみ!!早く!!」
「千代!!うん!今行く!!」
……――――ドッヂボールの
試合開始の笛の音が校庭に響いた。



