妖恋愛

「くるみ。もう始まるから
向こう行こうぜ。」



「うんっ!」






神楽のあんな優しい笑顔
みたら、元気でちゃうじゃん。





さっき、神楽のまわりにいた女子たちが
私の愚痴を言ってるのを、
通りすがりに耳にしたけど、
全然気にしない。




だって、皆が神楽にアピッてるように
私だって自分なりにアピりたい。




私だって、努力する。





私のくせにこんなこと
思うのってとてもおこがましい
けど、私は、神楽の…



“彼女”になりたい。




もう決めたから。



絶対諦めない


今日こそ告う。


告わなきゃ。





…早く、体育祭終われっ…!