妖恋愛




………―――あれから3週間弱経った。



今日は体育祭当日。



あの日以来、優太と
うまく話せない。



どうしても意識いちゃうの。




優太のと、神楽のと、体育祭のと……、



いろんな感情が混ざりあって
自分でもよくわからない…。




「くるみー!!!」



「あっ。千代。」



「どうしたの?なんか元気ないね。
今日は待ちに待った体育祭だよ?


うち、くるみにこれ渡しにきたー!」






「はい。どーぞ♪」と渡して
きたものは……。





「クラスTシャツ…。」



「そうだよ!これ着て元気出しな!!」



「ありがとう。」






お礼を言うと、「じゃぁ、うち、
準備あるから。また後でね!」と
千代は言って、校舎の中へと
入っていった。





「クラスTシャツか…。」





着てみると、やっぱりこの服
いいデザインだなと思う。




それより…。





今日は、優太に返事を
返さなければいけない。





朝から気分が重いな……。







そう言えば、神楽はどこかな…?




キョロキョロあたりを見渡せば
一際目立つ人が一人。




たくさんの女子に囲まれていた…。