妖恋愛






優太と一緒に歩いていると、
優太が私に、質問をした。



「く、るみはさ、好きな人…
とかっていんの?」



「え…?」





息なり、好きな人がいるのか?と
聞かれた私は、一瞬理解することが
出来なかった。



今まで、そんな恋愛の話をしたこと
なんて、優太とは1度もなかったから。




好きな人かぁ…。





そう思って、頭に浮かべたのは、やはり



神楽。




私は、神楽が好き。



神楽がどうしようもなく好きなんだ。




優太は小さい頃から一緒だったし、
今までも、悩みとかは、素直に
相談したきた。



信頼感というものが、
私の中にあるからこそ、
優太には正直でありたい。





だから…―、






「…いるよ。好きな人。」




正直に言うんだ。






「そっか。くるみに好きな人がいるの
は知ってるよ。今のは、ただの確認。
でも、くるみの返事を聞いて、確信
に変わったよ。」



優太が少し笑顔で私にそう言った。



「…?」





優太は一体、何を言ってるの?



確認とか確信とかって…?





どういう意味なの?





よくわからないよ。

優太は何が言いたいの?




「俺、くるみの好きな人知ってるよ。」



「えっ?! なんでっ?!」




「あはは。くるみは…――、」