妖恋愛

私に声をかけたのは千代だった。




「もー。くるみってば考え事?
てか、それより、これよくない?」






そう言って、私にひょいと
見せてきた物は、Tシャツ。





そう、クラスTシャツ。






「これいい!!」






このTシャツは本当にいいと思う。




だって、綺麗な紫色で。

下から上へどんどん色が
薄くなっていっている。


つまり、グラデーション
されているというわけだ。


さらに、筆記体の英文が
2文程プリントされてる。




『そのTシャツは男女を問わない
Tシャツだと思うなぁ~。これがいいな。』






優太と神楽も同じ事を思ったのか、



「「これがいい。」」




2人とも声を揃えてそう言った。