風の詩ーー君に届け

「昨日、あなたに会った時には決まってたのよ。

『交代』が……。

あなたと、あの子達を共演させたくない私は邪魔だから……彼らのマネージャーから外されたの。

退院したら、新人アイドルの担当になるわ」



「そんな……」



「占い師の梅サクラ、彼女が言ってたの。

『ガタニーニを弾くヴァイオリニストは、自由に羽ばたかせよ。

あれは、国内に収まる器ではない』って。


あなた、早いうちに進路を決めなさい。

演奏家として成功したいなら、独奏者(ソリスト)としてなら尚更、……潰されるわ」


「潰される!?」