忙しくて悲しくてドキドキな恋



ハナはふんわりと笑った。

すると、担当の医者と看護師が入ってきた。

「綾瀬さん酷ですが今、昨日の診断結果を報告いたします。」

眉をハの字にして話す医者に何か感じ取ったのか


「受け入れる覚悟は出来ています。」

「そうですか。」

彼女のあの姿は今でも忘れない。

弱弱しくも凛としている華のようだったから。


「旦那様にはお話いたしましたが、脳内出血をしていました。」

ハナは微動すらせず聞いていた。

「そして、あなたに悪性の癌が発見されました。」

「赤ちゃんには?」

「異常は見当たりません。」