不思議そうに俺の顔を見る小原家の人々 「「「・・・」」」 目が点になっていた、もしかして誰も気づいてなかったのかよ? 「「「マトン?」」」 「そうよーマトン、羊…美味しかったでしょ?」 騙された感一杯の小原家の人々は優子さんに猛抗議 「あら!私、ウソなんてついてないわよーステーキって言っただけ… 『マトンのステーキ』 『牛ステーキ』だなんてひと言も言ってないもの…」 …その日も優子さんの完全勝利だった。