それから10分くらいして、2人が出てきた。 「あーあ、すぐ終わっちゃった。つまらない」 と、残念そうに陽菜ちゃんは嘆いていた。 「だって昨日も来たじゃん。お金はいいから。今度は…」 「また近いうち、来るから。じゃあね」 手を振って、陽菜ちゃんは帰って行った。 「陽菜ちゃん、通い詰めてるんですか?」 「うん、そうなんだよ。智也ってば、罪な男~」 やっぱまだ智也さんの事が……。 「あやちゃん、入ろうか」 「はーい」