「…あやちゃん、もう…智也先生と、したの?」 「えぇっ!!!」 陽菜ちゃんが言う“した”とはつまり、初体験の事を意味するんだろう。 何でわかったのか、不明だけど事実なので。 「…うん」 恥ずかしながら頷いた。 「…そっか……」 複雑そうに呟いて、ポンッと私の肩を叩いて、 「子供が、できたんだね……。おめでとう」 と言って、小さく笑った。