「これって……避妊具?」 そう。 ベットの下にあったのは、避妊具。 しかも新品のやつ、1ダース。 「そういや、純からもらったんだった。忘れてた~」 「櫻田先生が?」 「いつか、必要な日が来るだろうからって、くれたの」 櫻田先生が、こんな物を……。 あの人、こういう事に関しては抜け目なさそうだなぁ。 「これって、未使用…ですよね?」 「うん。避妊具なんて、今まで使った事ないよ~」 その言葉に、違和感を覚えた。