「お泊りって…。あやっ!!無断外泊なんてしたらダメだろ!!しかも男の家に…」 …お兄ちゃん、怖い。 怖くて、体がブルブル震えた。 「どれだけ心配したと思ってるの!!隠れてないで、出てきなさいっ!」 「きゃっ……」 腕を掴まれ、強引に引き寄せられた。 智也さんが私とお兄ちゃんの間に割って入り、 「乱暴はダメだよ。それにま、責任は僕にあるから」 と、大人の余裕を見せた。 頭を抱えて、大袈裟にため息をついたお兄ちゃんは「家で話そう」と言って歩き出した。 私達も後に続いて歩き出した。