困り果ててると、突然グイっと体が後ろに引っ張られて、
「ごめんね~?この子、僕のだから」
私はすっぽり、智也さんの胸に。
「僕のだから……馴れ馴れしくしないでね」
言い方は穏やかだけど、声のトーンが穏やかじゃない!!
怖気づいたのは、チャラい2人組は「は、はい」としか言わなかった。
「大丈夫?」
「智也さん……」
また、2人だけの世界に入ろうとしてると、
「あやちゃん、もう休憩入っていいよ?」
という琉璃ちゃんの声が。
「でもまだ…交代の時間じゃ」
「いいからいいから。よそ行って、たっぷりイチャイチャしな。ね?」
つまりは、人の多い場所でイチャイチャするなって事かな?
「じゃあお言葉に甘えて。智也さん、文化祭…一緒に」
「うん。それじゃあ、可愛い可愛いあやちゃん、お借りしま~す」
手を引かれ、颯爽と連行された。
「あっ、あや!!俺もっ…」
「翔太はダメっ!悔しいけど…2人きりにしてやろう」
「あっ、あやぁぁぁぁ!!」
背後から叫び声が聞こえたけど、スルーした。

