「おっ、俺のあやがぁぁぁっ!!!!」
「翔太、落ち着けって……」
周囲が騒がしい中、智也さんはしばらく私を抱きしめた後、
「ねぇ、せっかくだから何か飲んでいい?喉渇いた」
「あ、はい。どうぞ」
相変わらずのマイペースっぷり。
「アイスコーヒー、3つちょうだい」
「はーい」
琉璃ちゃんに智也さんを紹介できたのはよかったけど。
なーんか、波乱の予感??
琉璃ちゃんの反応も微妙だったしさ……。
「ねぇ、メイドさん!」
「ひゃあっ!!」
声をかけられて、スカートの裾を引っ張られた。
スカートを引っ張るとか、イヤらしい!と思いつつも、
「はい。どうしました?」
笑顔で接客。
「キミさ、マジ可愛いよね~」
「彼女にしたいくらい」
声をかけてきたのは、明らかにチャラチャラした大学生と思しき2人組。
櫻田先生よりチャラい。
「ねぇ、一緒に文化祭回らない?」
「そうそう。俺らと楽しく遊ぼうよ」
「…い、いえ……」
どうしよう!!これって、琉璃ちゃんが言ってたナンパ?

