「木野さん、最近ストーカーみたいな危ない人、大丈夫なの?」 「はい、凛先輩が助けてくれるので大丈夫です」 「そっか良かったね」 図書室の椅子に座り、教科書をペラペラめくりながら、木野さんの様子を伺う。 「昨日、凛くんと会ってたんだね・・・」 サラッと流してみた。 「あの・・・実は・・・」 木野さんは、持っていたボールペンを置くと、難しそうな顔をする。