「そうだったんだね・・・カイくん、そんな力ださないのにね」 「そんじゃ、メイ、後でな」 凛くんは、木野さんをかばうように並び歩いて行った。 「メイ・・・まさか?」 「大丈夫だよ・・・わたし頑張るから」 ニコッと笑い、美紅の手を引っ張ると教室へ向かった。 *** 図書室の端っこの椅子に座り、コソコソと話す、わたしと美紅。