僕はきっと顔が真っ赤だろう。 「本当に大丈夫?」 矢野さんは顔を覗き込んできた。 「い……大丈夫!!」 「なら良かった♪勝君、右目の方にほくろあるんだ!可愛い!!!」 「あ…っ…ありがとう。」 結局、ほとんど教科書を拾ってもらった。 「気をつけてね!!バイバイ♪」 手を振って自分も昇降口に向かった。