「茜…目瞑って。」 「ん?何や?」 「いいから。」 「わかった。」 目を瞑った茜に触れるだけのキスをした。 目を開けた茜は驚いた顔で口元を手で抑えていた。 「今…キスしたよな?」 「うん。」 「は…は…はっ…はじ…はじめ…てのキスや。」 声震え過ぎだろ。 真っ赤な顔の茜を見ると笑いが込み上げてきて観覧車を下りるまで笑っていた。 今日は1日楽しかったな。 キスも出来たし。 満足。 俺はテンションが上がったまま無事帰宅した。