歩けば歩く程さっきまで居た場所から結構離れた。 足が痛くなって公園のベンチに座った。 「あっ!!!瑞希ちゃん!!」 公園の入口から聞こえたのは勝君の声だった。 「どうしたの?1人で休憩?」 勝君は私の隣に座ると深い溜め息をしていた。 「ううん。ただ迷子になっただけ。」 「えぇっ!?瑞希ちゃんも?」