いつの間にか夕日は落ち夜になっていた。 「少しは気分落ち着いたかな?」 「はい。」 立ち上がって制服のスカートに付いている砂を払った。 「このハンカチ洗って返しますね。」 「うん。ありがとう。」 「こちらこそありがとうございました。では、おやすみなさい。」 帰ろうとしたら腕を掴まれた。 振り返ると、 「君、そのハンカチ洗ったらどうやって俺に返すの?」 忘れてた。