次の日の放課後。 部活が終わると人が少ない中庭に来ていた。 沙羅を待つこと10分。 息を切らしながら走ってきた沙羅は片手に携帯を持っていた。 「ご……めん。」 沙羅は器用に携帯で何かを操作すると、画面上に沙羅と瑞希が映った。