子犬系男子の溺愛っぷり。

* 裕貴side *


駅前で解散という事になって、怜先輩達と別れて、今は親友の悠といる。

遊園地で怜先輩と2人きりになった悠の事が気になって一緒に帰ろうと誘ってみたものの…。


なかなか上手く聞けないでいる。

親友にまで妬くなんて、男のくせにダサいって思われたくないし……

それでも、聞きたい自分がいて、心の中はモヤモヤでいっぱい。


「何か、聞きたいんだろ」

「え…」

「まぁ、大方分かるけど」


……やっぱり、悠には隠し事なんてできないよなぁ。

いつも見抜かれてるし。

俺が、"何か"を聞きたがってる事に気づいて、悠から話をふってくれて。


「裕貴が気になるのは分かる。…でも、何もないからな」


俺の顔を見て、まっすぐと。

その顔を見ると、嘘をついているようには到底思えない。