子犬系男子の溺愛っぷり。

あれ、彼方君も?

もしかしてジェットコースターが苦手とかなのかな?

だとしたら、ちょっと意外。

平気な顔して乗りそうだもん。…乗ったとしても顔色一つ変えずに"余裕"って言いそうな感じしたのに。


人は見た目によらないって事かな!


「悠も乗らないの?」

「ん。」

「うーん……でも、ジェットコースター
だけは乗りたいしなぁ」


そんなに好きなんだね。

あの、ジェットコースターが。

見てるだけで気持ち悪くなりそうな、あれが好きなの?

……物好きだね。


「行って来いよ。…ここで待ってるし」

「う……分かった!じゃあ一回だけ乗ってくるね!」


ジェットコースターの誘惑に負けたのか、夏目君は詩織と一緒に、乗り場の方に走って行った。

この場には、あたしと彼方君だけ。

……ちょっと気まずいかなぁ、なんて思っちゃったりして。