子犬系男子の溺愛っぷり。

あんなのに乗ったら今日1日最悪な気分にしかならないもん。

それにスピード出しすぎだし、ぐるぐる回るし……あれが楽しいだなんてあり得ないから。


「えー、怜先輩ジェットコースター乗らないんですか?」

「うん。だから3人で乗ってきて」


あたしは、ここの椅子に座って待っておくから。

高校生にもなって迷子になる訳ないから1人で平気だしね。

それなのに、みんな一向に動こうとせず、立ち止まっている。


「怜、本当に乗らないの?」

「だって無理だもん」


高校生にもなって、ジェットコースターが怖いなんて言ったら笑う?

でも、本当に怖いんだもん……

小さい時に一度だけ乗った事あるけど、そのたった一回で小さいながらに、恐怖を植え付けられた。


あの時から、ジェットコースターに乗る事ができなくなった。

トラウマってやつかな?


「…俺も、パス」

「えー、悠君も?」