子犬系男子の溺愛っぷり。

――…


電車に揺られる事、40分。

やっと遊園地に着いた。

夏目君と詩織は既に目をキラキラと輝かせながら、うずうずしている様子。


それを後ろから呆れた顔して見ている彼方君とあたし。

……遊園地で、そんなに喜ぶとか小学生かっての!!


「ほら、早く行きましょうよ!」

「て、テンション上がるっ」


この2人にはついていけなさそう。

パンフレットを手に取り、何から乗るか話し合っているみたい。

でも、何か嫌な予感がする………


「「ジェットコースター乗りたい!」」


嫌な予感は見事に的中。

あたしが遊園地の中で一番苦手としている乗り物だった。

あれには絶対乗りたくない……


天国に近づくような感じがして怖いもん。


「……あたし、パス」


誘われない内に断った。