子犬系男子の溺愛っぷり。

ゆっくりと怜先輩に近づいて頬に手を添えると、ようやく"ご褒美"という意味を理解したのか照れ始めた。

あー…可愛い。

顔、真っ赤にしちゃってさ。


今すぐその唇を食べてしまいたい。


「ちょ…、裕貴君!?」

「怜先輩、ダメ?」

「ダメって…言うか、さ…」


そんな潤んだ瞳で見つめられると俺だって我慢効かなくなっちゃうよ?

そんなに否定してるようには見えないのは俺の気のせい…?


「…嫌なら逃げて」


怜先輩が俺の事を否定するなんて事は一度もない。

だから、逃げれない事を分かっていてその言葉を口にした。


目の前にいる怜先輩の頭にはきっと逃げる選択なんてなくて、俺を受け入れる体制に入った。


目を瞑る怜先輩が可愛い。

顔を真っ赤に染めている怜先輩が可愛い。


あとほんの少し。

2人の距離が0になろうとしたーー…


その瞬間、ガチャっとドアが開く音が聞こえてそこに目を向けると駿と舞が立っていた。


「裕貴兄、今日は勉強教えてもらう為に来てもらったんでしょ?だったらそういうのはなしだよ〜?」