子犬系男子の溺愛っぷり。

裕貴君ってどこでもスキンシップが多いよね、全く。

廊下に歩いてる人達みんなガン見しちゃってるんだけど!


裕貴君少しは気にしようよ…!


「ねぇ、裕貴君手離さない?」

「嫌でーすっ」

「ここ廊下だし」

「関係ありません!」

「…わがまま」

「そんな俺が好きなんでしょ?」

「…っ!」


な、何よそれ。

何ていう返し方よ!

言葉に困っちゃったじゃん。


裕貴君てとことん意地悪だよね。


「どうなんですか?」

「…好き、だけど…」

「知ってますよ〜!」

「…意地悪。」

「それは怜先輩にだけです」


そんなやり取りをしていたらあっという間に空き教室に着いた。

屋上とか中庭とかは寒いから室内にしようという事でここに。


…まぁ、別に食堂でも良かったんだけど裕貴君について行ったらここだった。


人の目を気にして食べるよりは空き教室で良かったのかなと納得。

手を引かれて教室の中に入る。