子犬系男子の溺愛っぷり。

近くに裕貴君がいると安心する…。

さっきまで緊張してたのに、何でなんだろう。

一つ年上のくせに情けないなぁ。


「怜先輩?」

「え、あ…お昼どうかなって…」


ぶっきらぼうに言っちゃった。

あたしってば、可愛いの欠片もないもんなぁ…。

これじゃあ、嫌われるのも時間の問題だったりする?


そんなの嫌だな……。

嫌われたくないよ。


「お昼誘ってくれたんですか?」

「……う、ん」

「嬉しいっ!怜先輩から誘ってくれるなんて!もちろん行きますよ」

「…良かった」

「ちょっと待っててくださいね」


ニコっと笑って自分の机に戻ってお弁当を取りに行った。

断られなくて、良かった。


裕貴君も喜んで?もらえてたみたいで一安心。

嫌われてはないよね……?


たまにはこうやって自分でも裕貴君に会いに行ったりしようかな。

ハードル高いけどね。


「お待たせ!行きましょ〜」

「…うん」


何故か手を繋いでる。

ここ、学校の廊下だというのに。