子犬系男子の溺愛っぷり。

いつもいつも詩織には迷惑かけてばかりだよね。

本当、申し訳ないなぁ。


…てか、1年の教室に行くのってかなり勇気いるんだよねぇ。

特に廊下を歩いてると視線が痛いというか見られてるのがかなり分かるから。


あー、やっぱり。

2年が何でここにいるの?みたいな。


裕貴君の教室の前に着いたはいいけど、入る勇気ないしなぁ…。

でも、ここまで来たんだし引き返すのも勿体無いし。


少し顔だけでも見れたらそれでいいか。


教室を覗くと、彼方君と裕貴君が一緒にいるのが目に入った。

いつも一緒にいるんだね。


ちょっと羨ましいなぁ…なんて。


「あれ、夏目君の彼女さんですよね?」

「え…あ、うん」

「呼んできましょうか?」

「あー…お願い」


1年に緊張してどうするんだよ。

てか、裕貴君のクラスって可愛い子がたくさんいるなぁ…。

仲良かったり、する?


やっぱり付き合うなら同級生がいいって思ったりしてるのかな?


「あれ、怜先輩。どうしました?」


さっきの子が呼んでくれたみたいで、あたしに気づいた裕貴君は近くに駆け寄ってくれた。