子犬系男子の溺愛っぷり。

「ちゃんと自分から"好き"って言わないとダメだよ?あ、それとキスも自分からしなきゃよ!」

「き、キス!?」

「そうだよ〜。いつも夏目君からキスされてるんでしょ?」

「まぁ…」

「怜からキスしたら夏目君嬉しいと思うけどな〜」


あたしからキスだなんて…。

出来るわけがないじゃん。


だけど、裕貴君が不安になったりしてるとすれば…


「…考えてみる。」


キスをするかしないかとかは置いておいて、裕貴君を一番に考えよう。

素直になるって決めたじゃん。


あたしが変わらなきゃ何も変わらない。

今が、そのチャンスだよね。


「怜、お昼だし夏目君誘ってみたら?」

「そうしてみる」


いつも裕貴君が迎えに来てくれるのを待つだけじゃダメだと思う。

自分から行かないといけない。


裕貴君だってきっと待ってると思う。

あたしが来るというのをーー…


「…行ってくる」

「うん!頑張って!」


また詩織に背中を押してもらっちゃったなぁー。