子犬系男子の溺愛っぷり。

「このマフラーに後で怜先輩の匂いつけてください」

「えぇ?な、何で…?」

「怜先輩の匂いのついたマフラーしたら怜先輩に抱きしめられてるみたいでしょ?」

「へ、変態…っ」

「俺は変態ですよーだっ!」


ひ、開き直った!

偉そうに言う事じゃないって。


ベーって舌を出してる姿さえも可愛くてキュンときた。

何、あれ。

めちゃくちゃ可愛いし。


マフラーにあたしの匂いつけるとか…頭いかれてるよね、きっと。

そうにしか違いない。


匂いをつけるなんてそんな事無理だし。

あたし香水つけてるわけじゃないし…


「怜先輩、ちょっとおいで?」

「…やだ」

「何もしませんって」


その言葉を信じて裕貴君に近づくと、あたしがさっきあげたマフラーを自分ではなくあたしの首に巻きつけてきた。


「ちょ…何してるの」

「怜先輩の匂いつけようと思って」


え…?本気で?

こんなので匂いなんてつくの?


てか、あたしの匂いなんてマフラーにつけなくてもいいじゃん!

あたしいい匂いしないし…。