子犬系男子の溺愛っぷり。

裕貴君はポトフを2回もおかわりしてくれた。

無理に食べなくてもいいよって言ったら『美味しいから食べてるだけだよ』ってニコっと笑ってくれた。


それにつられて笑っちゃった。

ほんの少しだけ。


「怜先輩の笑った顔…可愛い!」


っていつもみたいにはしゃぎだしたのは言うまでもなくて。


ご飯を食べ終わった後もずっと"可愛い"を連発していた。

それを無視してお皿を洗ってたあたし。


本当は内心バックバク。


「怜先輩、隣に座ってくださいよ〜」

「…もーちょっと待って」


駄々をこねている子供みたい。

何か、可愛いな。


…なんて絶対言えないけど。

裕貴君に"可愛い"って言ったらダメなんだったもんね。


裕貴君曰く、男に"可愛い"は褒め言葉じゃないらしい。

あたしとしては褒め言葉に入ると思うんだけどね。


お皿を洗い終わって裕貴君の前にケーキを持って行くと子供みたいに大喜び。

…いつ見ても飽きない。


「んーっ!うめぇー!」

「フっ。良かったね」

「あ、今子供だと思ったでしょ」

「……」

「図星って顔してるね」