子犬系男子の溺愛っぷり。

「遊園地とか好きですか?」

「んー…まぁ」


好きかと言われれば、好き。

でも、かなり好きという訳でもなく…

普通に好きな感じかな?


最近遊園地に行ってないなぁ……

最後に行った日って、いつだっけ?


「明日、行きませんか?」

「は?」


今のは聞き間違いだと思いたい。

それなのに、目の前の夏目君は、ニコニコ笑っていて本気みたいだ。


遊園地に行きたいのなら他の人でも誘って行けばいいのに…

何もあたしじゃなくても。……あたしなんかと行ったって楽しくないでしょ?


夏目君と遊園地に行きたい子達なんて、たくさんいるはずだよ。


「あ、言葉足りなかったかな!みんなで行きませんか?この4人で」

「いいね!それ楽しそう!」


返事をしたのは、あたしじゃなく……、もちろん詩織だ。

彼方君は、一瞬顔を歪めたけど、その後はすぐに戻って無表情。