子犬系男子の溺愛っぷり。

普段は自分から絶対に甘えてこないけど、こういう時は甘えてくるとか…。

いや、寝てるから自覚は全くないんだろうけど。


…怜先輩、猫みたい。

構いすぎたら無視するくせに構わなくなったら擦り寄ってくるみたいな。


やーべ…っ

めちゃくちゃ可愛すぎる。


普段甘えてこないからギャップっていうのかな?

何か、たまんねぇ…っ


「怜先輩、好きだよ」

「……ん〜…」


起きる気配が全くない。

その変わりに俺に擦り寄ってくる。


そのせいで俺の心はドキドキ。

聞こえてしまうんじゃないかってくらい大きくて余裕なんてない。


怜先輩の事になると全くと言っていい程、余裕がなくなる。


「情けねぇよな〜」


怜先輩の部屋の中に響く俺の声は虚しく消えるだけ。

怜先輩には聞こえるはずもなく。


目は閉じられたまま。

甘い吐息が微かに漏れている。


「…やばいなぁ」


俺、我慢できるかな。

いや、我慢しなきゃいけない。


寝込みを襲うなんてそんな最低な男がするような事は出来ない。

つーか、したら最低な男に成り下がってしまう。