子犬系男子の溺愛っぷり。

いやいやいやいや。

添い寝なんてされちゃったらそっちの方が眠れないんだけど…っ


確実に目が冴える。

ドキドキしすぎておかしくなる。


「…ふぁぁ」


あ、あれ。

何でこんなタイミングで欠伸が出ちゃうんだろう…。


裕貴君が"寝ないと"って言ったその言葉に眠気が誘われて…?


「ほら、身体は素直ですね?」

「…っ」


フフっと笑われた。

その時の裕貴君の顔がこれでもかってくらいに優しい顔をしていて、あたしの心は暴れ出す。


どれだけドキドキすれば済むんだろ…

裕貴君に会う度にドキドキしてる気がする。


『じゃあ、寝ましょうか。添い寝してあげますよ』って手をとられて、あたしの部屋へと向かう足。

裕貴君、一度来ただけであたしの部屋の場所覚えてるんだ…。


手を一向に離す気配はなくて、そのままあたしの部屋のドアを開けた。


「入っていいですか?」

「…まぁ。」


ダメって言っても裕貴君が聞く耳を持っているわけがない。

一度決めた事は絶対に止めたりしないもんね、裕貴君は。


いい言葉で言えば、真っ直ぐな人。

悪い言葉で言えば、頑固な人。