子犬系男子の溺愛っぷり。

恐る恐る頭を撫でてみると、パァーっと顔が明るくなっていた。

今一瞬、尻尾見えたよ。


それくらい犬にそっくりで可愛い。

犬に例えるとしたらチワワ?


そのくらい可愛いんだもん…!


「えへへ〜っ」

「…っ」


可愛い顔しちゃってさ。

嬉しそうな顔しちゃってさ。


何、この生き物。

めちゃくちゃ可愛いんだけど!


今自分のキャラが崩壊しそう。

いや、キャラを作ってるわけじゃないんだけど普段のあたしがあたしじゃなくなりそうっていうか…。


だってあたしデレデレキャラじゃないし、どっちかっていうとツンの方かな。

実際にツンが入っているわけではないんだけどね?


「ほら、食べてみてください」

「…う、うん」


スプーンに一口すくってフーフーと冷ましてから口に運ぶ。


「…うまっ」

「本当?良かったぁ〜!」


口いっぱいに広がる優しい味。

塩加減も丁度よくて、お粥の硬さもバッチリで最高。


素人が作ったようには思えないくらいの美味しさで、すぐにペロリと食べ切ってしまった。


「…ご馳走様でした」

「凄い!間食だね!」

「作ってくれて、ありがと」

「いえいえ〜。あ、じゃあ薬飲も?」


薬……苦手だ、なぁ。

あの苦さが好めない…。

どうやったって飲み込めないよ。


薬飲まなくても少しだけ横になれば治るよね…?