子犬系男子の溺愛っぷり。

さすがに1人で作らせるわけにはいかないし、あたしも手伝おう。

…てかもういっその事自分で作った方がいいかな。


「あ、怜先輩はソファにいてね」

「いや、あたしも手伝うよ」

「ダメ!俺が作るんですよっ」

「いやー、でも…」

「そっかぁ!そんなに怜先輩は口を塞いでほしいんですね」

「…ごめん、大人しくしとく」


裕貴君には逆らわないでおこう。

その方が身の為だよね。


きっとここで手伝う!って言い張ったら確実に口を塞がれちゃう。

……で、でもキスしてほしいなって思ったりもしたりして。


ソファからキッチンにいる裕貴君の姿がよく見える。

後ろ姿でさえもかっこいいなんて罪な男だよねぇ…。


ずーっと見ていたいって思っちゃうあたしって重症かな。


テレビはついているのに見向きもしないで、裕貴君の後ろ姿ばっかりを見つめているあたし。


「出来ましたよ〜!」

「…すご。」

「でしょでしょ!褒めて〜!」


裕貴君が作ったお粥は凄く美味しそうな見た目と匂いがした。

これは間違いなく美味しい。


何か、犬みたい。

飼い主が投げたボールを取ってきて"褒めて褒めて"と言っているような感じ。