子犬系男子の溺愛っぷり。

まだ19時くらいだというのに外は真っ暗に染まっている。


冬になると日が沈むのが早くなるからねぇー。

夏が恋しい…。

暖かくなってほしいよ。


「…連絡くれたら迎えに行くのに」

「バイトしてるのバレたくなかったの」

「どうしてですか?」

「それは…その……、」


バイトして裕貴君に"クリスマスプレゼントを買いたかったから"なんて口が裂けても言えない。

当日の楽しみにとっておきたいし。


それにバイトをするって言えば裕貴君が許してくれないかもしれないって思っちゃったし。

……最終日にバレちゃったけど、ギリギリセーフかな?


「黙っててごめんね。」

「ううん。怒ってるんじゃないですよ。…ただ、夜暗いから危なくて心配してるだけです」

「…許してくれる?」

「許すも何も最初から怒ってませんから大丈夫ですよ」


…良かった。

こんな事なら初めからバイトをするって言えばよかったのかな?


あ、でもバイトする理由聞かれちゃまずいもんね…。


「でも、妬いちゃったなぁ」

「えーと…?」

「バイト先に男がいるんだもん。そりゃ怜先輩にそういう感情がないってのも分かってるけど、俺としてはすっげー妬くというか…1日ずっと一緒にいるって考えると嫌だ。」

「1日って…。別に一緒にいるわけじゃないし…」

「それでも、妬くんです。俺も。
…それに最後のアレはなしですよ?」


裕貴君が言う"アレ"とは……?

それに全く気づかないあたし。