子犬系男子の溺愛っぷり。

「いえいえ。じゃあ、そろそろ仕事戻ろうか?」

「あ、はい…」


朔真さんは裕貴君にホットミルクを注いであげてからホールに戻った。

…何から何まで大人だよ。


飲み物まで出してくれるなんて人が良すぎると思います。


あ、てゆうかそろそろ行かなきゃ…


「えと、…仕事戻るね?」

「はい!ここで待っときますね」

「…ん。」


いつもの裕貴君の笑顔が見れてあたしのパワーは復活。

さっきまであんなに疲れてたのに今じゃそれが吹っ飛んで元気なくらい。


裕貴君って凄いなぁ…。

一発であたしの事を元気にしてくれる。


それからホールに戻り、レジやお客様の対応をこなしてあっという間に時間は過ぎていった。


その間、裕貴君の事が気になりながらも目の前の仕事に励んだ。


時刻は18時30分。

外は既に真っ暗で…。


入り口のドアが開く度にヒュ〜っと冷たい風が店内に入ってくる。


さ、寒いな…。

日に日に寒さ増してない?


こんなに寒いと外に出るどころか家から一歩も出たくないんだけど…。


「黒瀬さーん、そろそろ上がって大丈夫だよ」

「え、だけど…」

「彼氏も待ってるし、ね?」

「…でも、」

「いーの!それとこれ、今日までの3日間の給料。」