子犬系男子の溺愛っぷり。

「久しぶりにイチャイチャしてくるね!あ、もちろんお土産も買ってくるわ♩楽しみにしててね」

「…はいはい」


今のは聞かなかった事にしよう。

あえてそこには触れないよ。


その歳で"イチャイチャ"なんて言葉を発するとは……

さすがにびっくりというかそれ以上にちょっと引くわ。


「怜も愛する人とクリスマスにイチャイチャしなさいよ?」

「…」


娘にそういうのを言うなって。

普通そこは止めるべきでしょ?


それなのに逆にそれを勧めるって親としてどうよ!?

あり得ないってば。


「帰って来たらたくさん話聞かせてよね?楽しみにしてるわ」

「…言わないし楽しみにしないで」

「あらあら、照れちゃって!」

「照れてないから」

「もうっ!素直じゃないな〜!お母さんの前でも素直になってみて?」

「…嫌。」


"素直になってみて"って言ってなれるようなものじゃないでしょ。


それに性格上自分が素直になれるとは思っていない。

どうやったら素直になれるのか知りたいくらいだけど…。


裕貴君の前では少しだけだけど素直になれる気がする。

…気がするってだけだけど。