子犬系男子の溺愛っぷり。

「美味しい?」

「…うん、美味しい。」

「良かった〜!怜ってばハンバーグは大好物だもんね」


大好物って。

まぁ、そうだけどさ。

他の料理だって好きだよ?


お母さんの料理はどれだって美味しいからねー。

料理上手だよね。


「昔からケチャップソースが好きよね」

「まぁ」

「デミグラスソースにした時もあったけど、『味が違う』って言って頬をぷくっとして拗ねてたわ〜」

「…それ忘れようよ」

「何でよ〜!あの時の怜ったらリスみたいで可愛かったわ」


リスみたいで…?

それって褒めてるのかな?

喜んでいいもの?


いや、そもそも子供を"可愛い"って褒める時点で親バカだよね。


「怜は普段表情変えないから分かりにくいかもしれないけど、ちゃんと見ると案外分かりやすいわよね〜!」

「…そうでもない」

「怜の事なら何でも分かるの!怜だって彼氏の前では女の子になっちゃうでしょ〜?それと同じよ」

「お、女の子!?…そんなならないし」

「お母さんの目は誤魔化せないわよ?ちゃーんと分かってるからね!あ、もうキスはした?」

「ご、ゴホっゴホっ…!」