子犬系男子の溺愛っぷり。

未だに信じられないくらい。

きっと裕貴君が関係してるんだと思うけどね…。


「早く帰ろ」


こんな寒い中にずーっといたら手足が凍えてしまいそう。

鼻と耳なんてジンジンしてるしほとんど感覚がない状態。


冬はコタツが恋しくなる…。

あー、寒い寒い。


こんなに寒くなるんだったらマフラーでもしてくれば良かったなぁ。


ーープルルルっ、プルルルっ


ん?電話?

誰からだろう……


「…あ、」


電話の相手は彼氏の裕貴君からだった。


それにしても裕貴君が電話なんて珍しいというか始めて…?


付き合ってからメールはたまーにするけど基本あたし面倒なの苦手だから返すのも遅いし…。


何かあったのかな?

と、とりあえず出るか。


「…もしもし」

《もしもし。今電話大丈夫でしたか?》

「大丈夫だけど」

《…あれ?ちょっと鼻声ですか?》

「え…!?いや、そんな事ないけど」


……そんな事ある。

だってこんな寒い中いたら誰だって鼻声になるでしょ。


歩いてすぐそことは言ってもマフラーも巻いてないんだから寒いのには違いはない。