子犬系男子の溺愛っぷり。

「ありがと〜怜!これで糖分摂取できるわぁ!」

「ありがとな、黒瀬!」

「…いーえ」


ありがとうって言われ慣れてないから全身がムズムズする。

普段お礼言われる事だってないから、いざ言われると照れるというか気持ち悪くなる。


「はぁー、うめぇ」


斎藤なんか手渡してすぐに飲み始めてるし。

しかもあの甘ったるいいちごミルクをおいしいだなんて…

あり得ない。

あり得ないってば。


「ところで怜もう帰るの?」

「あー…まぁ、」

「じゃあまた明日ね!」

「うん、また明日」


斎藤にも手を振るとニカっと笑って手を振り返された。

うん。黙ってたらイケメンなんだけど性格がねー…


あたしには合わないけど詩織とは抜群に合ってるんだよね。

性格が似た物同士だからこそ惹かれ合うみたいな…?


「怜先輩〜」

「何」

「今からデートしません?」

「デート?」

「はい!テストで疲れたでしょ?だからご飯食べたりしましょうよ」

「…それお腹空いてるからでしょ?」