子犬系男子の溺愛っぷり。

「え、本当ですか?」

「うん」


裕貴君の手のひらにいちごミルクを置いてあげると、


「怜先輩から貰った物初めてだし保存しとこうかな〜!」

ってバカみたいな事を。

言っとくけど飲み物にだって賞味期限あるんだからね!?


保存するとか言っちゃってるけどあながち嘘ではない……?

あの裕貴君だもん。


やりかねないよね…。


「ちゃんと飲んでね」

「保存しちゃダメですか?」

「ダメ」

「ちぇ〜」


口を尖らせて拗ねてみたってダメなものはダメたからね。

せっかく買ったんだもん。


飲んで糖分摂取して疲れを取ってほしいじゃん…。


「今度、また何か買うから」

「本当?俺楽しみにしてますね〜。それにしても俺がいちごミルク好きなのよく知ってましたね」

「彼方君が言ってた」


いちごミルクを好きという事はさっき知ったんだよね。

情けないけどあたし裕貴君の好きなものとか全然分かってない。


…彼方君の方が知ってるっていうのはちょっとだけ妬ける。