子犬系男子の溺愛っぷり。

そりゃ、そうだよね。

テスト終わった後にいきなり教室に来られると驚くよね…。


「何か、ごめん」

「え?何で謝るんですか」

「いや、だって…」


ーー"迷惑だったかな"って思って。


そう言おうと思った言葉を飲み込んで。


「怜先輩、俺ただ驚いてるだけで来てくれたのはすっげー嬉しいですよ?」

「本当?」


目の前にいる裕貴君は嘘をついてるようには見えなくて…


とりあえず迷惑がられてないみたいで良かった…っ


「それ全部飲むの?」

「ち、違っ…これは詩織達の分も入ってるから」


こんなに飲めるかって!

4つも無理でしょ…。

お腹壊しちゃうってば。


「ん〜、じゃあ残りの1つは?」

「…」


裕貴君てば気づかなくていいところに気づくなんて鋭いというか。


それともその答えが分かっていて聞いてるのか。

もしそうだとしたら意地悪だ…!


「それは、誰の?」

「…ゆ、裕貴君のだけど」