子犬系男子の溺愛っぷり。

あたしが教室まで会いに行ったりしてもいいのかな…?

迷惑じゃないかな?


「…あいつ、いちごミルク好きなんで」

「裕貴君らしいね」


飲み物まで可愛らしいものを好むだなんてどこまでも期待を裏切らないよね。


裕貴君がいちごミルクを飲んだとしても全く違和感ないしむしろぴったりなくらいだし。


…買ってこうかな。

喜んでくれる、かな…?


「…」

「…」


彼方君はあまり話さない。

それはあたしもだけど。


別にそれが嫌とかじゃない。

むしろあたしと同じ感じがして無理に話す必要とかないから凄く楽。


彼方君だって必要以上に踏み込んでこないからあたしも同じように必要以上に人の心に踏み込んだりしない。


きっと根が似てるんだろうな…。


こうやって2人で並んでると遊園地に行った時の事を思い出す。

あの時もこうやって静かだった。


だけどあの空気が不思議と落ち着くって思ったんだよね。