子犬系男子の溺愛っぷり。

「そりゃそうでしょ〜!好きな人の顔見ちゃったらキスしたくもなるでしょ」

「そういう気持ちは男の方が強かったりするんじゃね?だからそういう態度になっちまうって事」

「うーん…」


納得できたようなできてないような。

男と女の考え方や気持ちが多少違うっていうのは分かったよ?


だけどさ、あまり目を合わされないっていうのも辛いものだよ…。

まぁ、あたしがそんな事言っちゃったからこんな事になっちゃったんだけど。


「とにかく心配すんな!あいつはあいつで我慢してるんだから。な?」

「…う、ん」


斎藤に慰められるってのも複雑。

ちょっと前まで気まずかったっていうのにそんな斎藤にこんな話をしちゃったあたしって無神経すぎる?


優しいからってあんまり頼りすぎてもダメだよね…。


「テストが終わるまでの辛抱だよ!まぁ、それが一番辛いのかもしれないけど」

「そこは仕方ねぇよな。ま、心配するような事はねぇんだからくよくよ考えんなよ!」


2人とも優しすぎるってば…。

1人で悩んでた時がバカみたい。


「…ありがと」